操作説明[コマンドラインモードの特殊機能]

コマンドラインモードでは、複数のコマンドを一度に入力したり、コマンド名を省略して入力することが可能です。
これにより、ターミナルソフトウェアの自動実行プログラムの記述が簡単になり、遠距離接続の効率が向上します。

■ マルチコマンド入力

コマンドを「/」で区切ることで、複数のコマンドを一度に入力できます。

例:「RNALL Y/BATCH O/OFF Y」と入力すると、全ボードの新メッセージを読み(メールは削除)、続けてバッチ転送モードに入り、転送後に回線を切断します。
一切のキー入力待ちがないため、効率的に処理が進みます。ただし、モデムによっては回線切断時に送信バッファが残る場合があるため、
RNALL Y/BATCH O/OFF」と入力して回線切断の確認を残す方が安全です。

なお、バイナリ転送への移行は自動実行プログラム側で記述するか、手動で転送モードに入ってください。

■ コマンド名の省略

コマンド名は省略して短縮入力することも可能です。下表は主な省略例です。

LOG      → L        UREAD   → U
MODE     → M        UWRITE  → UW
PASS     → PA       IDLIST  → I
CLS      → CL       USTAT   → US
VERSION  → V

BREAD    → B        BWRITE  → BW
BATCH    → BA       BSET    → BS
RALL     → RA       RNALL   → RN
PMOVE    → P        EXCOM   → E または #

MREAD    → M        MWRITE  → MW
MCHECK   → MC       MBSET   → MB

CHAT     → C        LLIST   → LL または *
TSET     → T        CSET    → CS
ACCESS   → A

OFF      → O

(例)RNALL Y/BATCH O/OFF Y → RN Y/BA O/O Y